まるで迷路

備忘録

7/29「コインロッカー・ベイビーズ2018」

東京・赤坂ACTシアター公演の千秋楽観劇してきました。ぬるっとネタバレ入るのでご注意を。

 

目次

 

初めに

橋本くんのキク、河合くんのハシで一回、橋本くんのハシ、河合くんのキクで一回は絶対入ろうと思って前記事参照の日程で入ったのだけど…なんで千秋楽取ったんや……。と後悔するくらい橋本くんのハシと河合くんのキク良かった。あと何回か見たいし、このハシとキクが完成されるまでの公演全部入りたかったなあ、と後悔先に立たず。歌も高音と低音の取り方が上手くて相性良い。

 

ハシ

前記事で見たとおり、逆転しても素晴らしかったけれど、橋本くんの演じたふわふわした雰囲気にどこか艶かしく、男に抱かれ慣れてる淫靡なハシ最高すぎ…。ニヴァとの最期も最高で泣いた。狂った演技からふと我に返って自分のしてしまったことの重大さに気づくハシを演じる橋本くんが迫真の演技で素晴らしかった。自分の中の狂気を最初は冷静に柔らかく話し始めるのにだんだんと語気が荒くなって、また穏やかに話すのに言葉は狂ってる。最高。橋本良亮くんのハシが兎に角素敵。

二幕で狂っていくハシを見て胸が痛くなるのは一幕で狂気の片鱗を見せつつもDに出会って純粋に歌手になりたい、誰かに必要とされたい、愛されたいって素直な欲求を見せて振る舞う姿が可愛いからなんだよな…。個人解釈だから実際どうなのか分からないけどDに呼ばれて駆けていくハシ可愛いし、小首傾げて甘えてくるから思わず頭撫でちゃうのわかる。多少大袈裟に甘えてるの素の橋本くんでは…?と思っちゃったけど本当に可愛くて本当にDのオトコだった。なんならROLLY様のオトコだった。

アドリブか分からないけどアネモネとキクがキスする隣で、ハシがDやニヴァとお酒飲むシーンが始まるところで始まった途端、Dに顔近づけてちゅーしてたし、なんならボーイの人にも人差し指立てて体揺らして、小首傾げて「もう一杯頂戴?」みたいに甘えてたの本当にしんどいし橋本くん凄くない?気持ち悪いことたくさん書いてるような気がするけど橋本くんのハシ、完全に何かが憑依してて凄い。そして全然関係ないけどテレビに映ったアネモネを見て「アネモネ…?」って言ってテレビ壊してたけどアネモネとハシの関係性気になる。直接対峙した描写なかったような。

 

キク

河合くんのキクもめちゃくちゃ好き。尖っててちょっとつっけんどんで、アネモネに対して優しい眼差しを向ける男らしくてお父さんみたいなキク。結婚しよ。

ふわふわして弱いけど優しいハシに反して強くてかっこよくて弱さを見せずに頼もしく前を歩いていくキク。河合くんの普段ちょっと甲高い声なのにキクになると低音でハスキーでちょっと威圧的な雰囲気になるのさすが。橋本くんのキクも好きなんだけど声が優しくて常に甘いからきつさがなかったな〜という印象。ハシにとってキクは頼り甲斐があって、本当のお兄ちゃんのようで、お父さんみたいにどこかちょっとだけ怖い存在だったのでは、と思ってたから河合くんのキクがどストライクでしっくりきてた。アネモネに向ける優しい視線が好き。(二度目)

ハシと比較してキクの精神はわりと常に安定してるから見ててと安心感がある。一幕での里親である和代が亡くなってしまった事をハシと分かち合いたくて、怒りや悲しみ、少しだけ弱さを見せたキク。ハシに対して呆れて見放さずにしっかりと怒って、不器用ながらも優しく受け入れて、守ろうとするキクがかっこよくて好き。アネモネを守るキクとハシのそばに付き添って落ち着かせてあげるキク、キクが二人いればいいのにとそんな世界戦を願ってしまう。キクの絶対的兄力が素晴らしい。

 

アネモネ

山下リオちゃんのアネモネ、何回も書くけどはちゃめちゃにキュートで最高。

この狂った世界を生き抜く逞しくて最高にキュートなヒロイン・アネモネ。どんな状況でも強くて弱さを見せなくて、キクに対してはどこまでも一途でキュート。薄暗くて闇の深いこの世界でアネモネが出てくると急にパッと明るくなる。歌も踊りも仕草も言動も愛しい。キクとお幸せに…!個人的に好きなシーンは「殺してあげる」からのキクとハシとアネモネで歌うシーン。山下リオちゃんの声量が男性陣に負けず、強く、凛としてて最高だった。

 

ハシとキクとアネモネのこと書いたけど、舞台で彼の半生はあまり描かれなかったけど個人的にベストキャラクター賞はD。ROLLY様の絶妙な変態感素晴らしい。ニヴァも色っぽくて最高なのに芯があってハシを支えていく姿が最高。コイベビのキャラクター達みんな狂って、みんないい!

 

演出

感想書くとキャラクターとか俳優のことばかりになっちゃうから演出のこととか書こう。そこまでの数の舞台を見てないので凄い浅いことしか書けないから迷うけどでも書く。原作がわりと詰め込まれてるから二時間の舞台にするとめちゃくちゃ難しいんだろうな、って何回見ても思ってしまう。絶対的に必要なシーンとそれに付属しなければいけない描写とかいれたら舞台に収まりきらないし。彼らの感情の起伏、激情を表現する歌や音楽の迫力が凄い。一回聞いただけでも印象に残るあの歌たちの演出は良いのか悪いのか判断できないけど間違いなく舞台の肝。アネモネ役の山下リオちゃん、シルビア様を始め女優陣が素晴らしい。

二年前の舞台ではキクの口頭描写だけでガゼル出てこなかったはず(曖昧)。今回セリフと共にちょっと出てきたの驚いたのと、幼少期の凶暴性の描写があまりないままカプセルにいれられてるから初見だと話がイマイチ入ってこないのかなあ、という感想。ダチュラ

あ、タクシーの運転手の役者様の演技が最初っから狂ってるし恐怖や嫌悪の対象と化してて凄いなって思った。出てくるキャラクター達みんな揃いも揃ってどこか狂ってるし役者様達が見事に演じてるからさすがとしかいいようがない。

もう再演しないかな…。橋本くんのハシが本当に最高すぎて何度も見たいから円盤化してくれないかな~~~~。