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まるで迷路

備忘録

7/15「コインロッカー・ベイビーズ2018」

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今年も行ってきました〜!再演ということで行きたいな〜とは思ってたのだけど、今回は橋本良亮くんと河合郁人くんがハシもキクも演じるなんて聞いてこれは行かねば、と!

はっしー誕生日の夜公演の橋本くんのキク、河合くんのハシを見てきたのでネタバレしない程度にざっくり感想。とは言え若干ネタバレ含むのでご注意を。

 

あらすじ

コインロッカーに捨てられた子供、その中でかろうじて生き残った二人の赤ちゃん。キクとハシは施設で育てられた後、双子の兄弟として九州の離島に住む夫婦のもとで暮らすことになる。
 感受性が強く優しいハシは、頭よりも身体を先に動かすキクの影に隠れる大人しい少年。しかし、ある時を境に彼は世界中のあらゆる音を聞こうとテレビなど様々な音源に耳を傾けるようになり、その他のことへの関心を失ってしまう。実はハシとキクは、物心つく以前、暴力性を制御できない問題児だった。それを精神科の研究者が心臓の鼓動をもとにしたリズム音によって治療を行い、暴力性を抑えることに成功。そのおかげで彼らは社会に適応できるようになっていたのだ。しかしとあるきっかけにより、ハシはかつて聞いたその音の記憶を思い出してしまう。それが自分の母親と結びついていると考え、母親を探しに東京へと旅立って行く。その後、東京でハシは様々な体験をした後、Dと出会い、歌手としてデビュー。その独特の歌唱法によりカリスマ的な人気を獲得してゆく。
 一方キクは、その内在するエネルギーを「飛ぶこと」で解消していた。陸上の棒高跳びで活躍していたキクは、家出したハシを追って東京へ育ての母の和代とともに出発。東京で突然和代が亡くなってしまい、彼はひとりぼっちになるが、巨大なワニのガリバーと暮らす不思議な少女アネモネと出会う。彼女とふたりで世界を破壊するため、謎の物質「ダチュラ」を探す約束をするが……。(公式サイトより)

 

まず最初に…

橋本良亮くんのキク、めちゃくちゃスイートで優しくてお兄ちゃん感と丁度良い彼氏感最高。

一昨年の公演で演じてた柔らかい雰囲気で儚くてその中に狂気を忍ばせたハシが最高だったからキクはどうなるんだろう?ってワクワクしながら行ったのだけど、橋本くんのキク…とても良かった…!!アネモネやハシに話しかける少し冷めたような言葉も穏やかな口調で話すからキツくてぶっきらぼうなだけじゃないキクが本当に素晴らしかった。河合くんの演じる男らしくて厳しくて、キツイ言葉と裏腹に行動はハシの為を思って全てを投げ売れるような愛を見せてくれるキクも本当に素晴らしくて大好きだけれど、演じる人が変わると印象がこんなに変わるんだと思った。ハシに対して河合くんは父性愛を感じるキクで、橋本くんは少しだけ母性愛を感じるキクだった。

 

そして河合郁人くん演じるハシ。ハシも本当によかった。あどけなくて子供のように純粋なままどんどん狂っていく姿が見ていて息苦しくなっていった。ハシもキクも一昨年の公演で演じていた姿があまりにも強烈で、正直違う役を演じることが想像出来なかったんだけれど印象は違うけど確かに同じハシやキクで二人の演じる姿がさすがだった。橋本くんの演じるハシは柔らかい雰囲気でどこまでも優しくて、か弱くて、誰かがいないと生きていけない雰囲気を漂わしてるけれどどこか冷静に自分を見ていたような印象だったのに対して、河合くんのハシはそんなハシの弱さや優しさに、前述の子供の頃のままの純粋で無垢な雰囲気を纏っていて、それに対してのニヴァの母性が上手く親和していた。もう色々ひっくるめて大好き。

二人とも今年もめちゃくちゃ良かった。

 

勢いのままに書いていくけどアネモネもめちゃくちゃ良かった…!!一昨年の昆夏美ちゃんのアネモネがパワフルな歌声と強気で男らしくて逞しい、気丈でかっこいいけどキクの前では一途で女の子らしくてしおらしいところも見せてくれて、ひたすらに彼女の可愛いキャラクターに魅了されたのでどうなるんだろうって思ってたけど、山下リオちゃんのアネモネ、声量があってはちゃめちゃにキュートだった!強くてかっこいいんだけどキクに何かあったときに見せるか弱さや抱きしめてあげたくなる感じがめちゃくちゃ可愛かった。あとアネモネの悪戯な笑顔と言動で年相応の表情を見せるキクとの掛け合いやっぱり最高だった。昆夏美ちゃんのお姉ちゃんっぽさのあるアネモネと、山下リオちゃんの妹感あるアネモネ、どちらも良くて大好き。山下リオちゃんのアネモネ、河合くんのキクでも早く見たい。

シルビア様のニヴァもROLLY様のDも一昨年同様素敵だった。東京公演千秋楽も行くので楽しみ!