8年越しに横浜アリーナで見たシドは、とてもとても大きくて綺麗で最高でした。
そんなこんなで久々のライブで、久々の?シド!
思えば8年前、dead stock TOUR。NOLDKから始まるセットリストは本当にずるかった。
あの時から一回も横浜アリーナでの発表がなくて、あれから8年も経ったのかと思うと時の経過を考えて感慨深くなる。
シドと横浜は10thAnniversaryでも公演していたし、同じように雨だったしなんだか不思議な縁を感じた(笑)。
大きな画面いっぱいに空艇のような乗り物が現れてシドの歴史を四季折々の曲と共に旅していくコンセプト。シドは本当にいつも映像とか照明とか音を聞くだけじゃなくて見ているのも楽しい。
「ハナビラ」の歌詞が画面いっぱいに出てくる演出なんだか新鮮で改めてマオさんの繊細な歌詞の情景描写がぱっと出てくる感じ素敵だなあって思った。
そしてハナビラで春が来た後の突然のバグというか急降下して演出と共に流れが切り替わる感じ凄かった…。「dummy」「隣人」「プロポーズ」「眩暈」の怒涛の激しい曲たち。完全燃焼で本編が終わっていく感じ良い。
そして「空の便箋、空への手紙」から始まるアンコール。この歌をライブで聞く度に本当にずっしりとくる。マオさんの歌声としんぢさんのギターと明希さんのベースとゆうやさんのドラムと、昭和歌謡の哀愁漂う感じが年を重ねるごとに渋く味を出していくの最高。
そしてアンコールでは新曲披露と「循環」「Dear Tokyo」「one way」、それから「その未来へ」。
最後のマオさんのMCはなんだかこみ上げてくるものを感じたし、これから始まるライブとアルバム楽しみにこれからも生きてこ…なんてライブ行ったあとシドへの愛が重ため。シドは人生。
追記で可愛かったこと。
アンコールの衣装のバラバラ感可愛過ぎたね。
マオさんがファーのコート、しんぢさんが眼鏡にスーツでインテリ営業マンスタイル、明希ちゃんロックTシャツ、ゆうやさん半袖のカジュアルだけどジャケットみたいなスタイルで、前半の飛空艇の船員たちみたいな統一された感じから一変していて最高。
マ「フィッティングの時はクーラーついてたから余裕だったけど今汗だらだら」
明「あなたほんと、大スターじゃん」
バンドマンと大スター感否めない二人の服装の正反対さが好き。
マ「しんぢ名刺持ってそう」
し「あるよ」
明「本当にありそう」
マ「本当にあるの?」
スーツごそごそするも持ってなくてオチがなく(笑)。
し「あるって言ってる間に探そうと思ったけど何もない!」
マ「絡みづらい~!」
ちょっとしたやりとりが本当に毎回可愛くて見た目は統一ないけど仲良しなシドが世界一可愛い。
ゆうやさんの最初のMCで「大きい会場だからゆっくり喋った方がいい」ってめちゃくちゃ丁寧にゆっくり喋ってるの本当に面白かったしトークが一々可愛い。そして髪の毛も茶髪で可愛い。
「その未来へ」の後、マオさんが泣いちゃって、ファーで涙拭ってるの可愛さしかなかった。そのあとドラムセットのところから降りてきて心配そうに?隣来て顔覗き込んで肩抱いてるところに二人の関係性を垣間見えて胸が熱くなった。
四人でいてもバランスいいけどそれぞれがひとりひとりといい関係だから安定してる。
「浮き沈みがあって、なんで飛べないんだろうって思うこともあるけど、こんな俺でも、俺は俺だし、こんなところも含めてこれからも好きでいてください」
ニュアンスで申し訳ないけどステージで堂々と歌い終えた後に少しだけ見せる弱さとか涙とか全部含めてこの公演行ってよかったと思う。シドを支えているファンって太いけど長いなあって感じた。
最近本当に文章書くのを疎かにしていて乏しかった語彙がさらに乏しくなっているのを感じる。ライブ記録もちゃんとやろ。(戒め)